こころと
発達の相談室
大分健生病院
小児科


大分健生病院 2018.4.2
発達相談室

発達特診の新規予約を再開しています。作業療法につきましては新規受付を停止しています。あしからずご了承くださいませ。

思春期
 不登校・摂食障害ほか思春期の問題

 最近ではADHD、LD(学習障害)、高機能自閉症やアスペルガー症候群など自閉症スペクトラム障害など、発達障害について少しずつ知られるようになりました。発達障害は私たちに身近な病気です。(100人中数名程度)
これらは脳の機能障害が原因といわれています。
 本来なら自然にできる集中力・注意力が、ADHDのお子さんにとってはとても難しいといわれています。
多動、落ちつきのなさからいつも叱責されてしまう。すぐに手や足が出る。また面白いと感じないとすぐに気が散る、忘れ物やケアレスミス、学習の困難さなど不注意の問題もあります。
現在ではストラテラ、コンサータがあり、子ども達の集中力・注意力を改善してくれます。しばらく服用していると、勉強はその子なりに取り組むようになるし、好奇心旺盛なよい子に変わっていきます。
 自閉症、アスペルガー症候群を含めた自閉症スペクトラム障害は、生まれつき感覚、認知のずれがあるため、他の子どもと興味関心が違っている、多動や落ち着きのなさ、友だちとの関係が上手くいかない、教室の雰囲気が分からないといったコミュニケーションの問題があります。一方、ご両親や先生方にかわいがられた結果として、高い認知力、こだわる力など才能を活かし専門職につく場合も少なからずあると思います。
 お子さんができないことを責めるより、できることをほめ、面白がる、感心するくらいの度量が私たちには必要です。

 私たちの小児科で、診断および投薬、学校(保育園、幼稚園、小、中、高校、塾)など子どもたちを取り巻く環境調整のお手伝いをします。情報交換のため、ご両親だけでなく先生方に来院していただくこともあります。

※思春期の子どもたち
 当院では心理士・小児科医が精神・支持療法を中心に診療にあたっており
精神科専門医による治療が必要と判断した症例は他施設をご紹介しています。

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