予防接種 H30.10.30更新

 予防接種は小児科診療時間内に診療と並行して行います。
○ワクチン供給が困難なものがあります。ご了承ください。
病気の感染予防のためになるべく配慮しますので、待合室に来られたら「予防接種に来ました」とおっしゃってください。
○母子手帳は必ず、ご持参ください。お忘れの場合は接種できません。
○ご予約は小児科外来まで。
未来院の場合はキャンセルとなります。

予約不要 ヒブワクチン、肺炎球菌、BCG、二種、水痘、日本脳炎
四種混合、MRワクチン
予約必要 不活化ポリオ、おたふくかぜ、ロタウイルス、B型肝炎、インフルエンザ、子宮頸がん(ガーダシル)、麻しん、風疹
接種不可   − 

○同時接種について
同時接種ができる場合があります。(2〜5種)副反応は接種するワクチンの数に応じて増えることになります。
ワクチン接種後は30分程度、経過観察をお願いします。本数に応じて左右上腕、大腿に接種します。


四種混合(百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン)DPT-IPV 
 三種混合(百日せきジフテリア破傷風混合ワクチン)DPT
二種(ジフテリア破傷風混合ワクチン)DT
不活化ポリオワクチン


これまでは三種混合+不活化ポリオワクチンの組み合わせで接種していましたが
四種混合ワクチンがご準備できるようになりました。1本で済み、赤ちゃんの負担が少なくなりました。
不活化ポリオワクチンはご予約で接種するようになりました。

1期初回 生後3月より生後90月に至るまでの間にある者 3回 20日から56日まで
1期追加 生後3月より生後90月に至るまでの間にある者 1回 1期初回接種終了後、6月以上の間隔をおく
2期 11才以上13才未満の者 1回

↓(初回1回目)-20〜56日-↓(2回目)--〃--↓(3回目)--6ヶ月以上--↓(追加)-----↓(2期11〜13才未満)


不活化ポリオワクチン予約が必要になりました。
 ポリオワクチンは平成24年9月より不活化ワクチン(注射)に変わりました。
他のワクチンと同時接種できます。
生ワクチンが未だのお子さん 4回
生ワクチンを1回接種したお子さん 3回
生ワクチンを2回接種したお子さん 接種不要


ロタウイルスワクチン 予約要

完全予約、任意接種です。飲むタイプの生ワクチンです。ロタリックス、ロタテックと2つのワクチンがあります。医療機関により違います。

ロタウイルスは乳幼児の重い嘔吐下痢症の原因ウイルスです。
頻回な下痢、嘔吐がみられ、点滴や入院になる症例をよく経験します。治るまで1週間近くかかります。
ワクチンを接種したお子様は、今のところ本当に重篤な感染例が出ていません。当院ではロタテックを採用しています。
お金はかかりますが、ぜひ受けてほしいワクチンです。
(1)ロタリックス
生後6週〜24週までの乳児が対象です。2回接種で4週間以上あけて接種します。
組合員12,000円/回 非組合員14,000円/回
 2回目が未だのお子様はご予約の上、接種をお願いします。
(2)ロタテック
生後6週〜32週までの乳児が対象です。当院小児科はロタテックに切り替えました。3回接種で4週間以上あけて接種します。
組合員8,000円/回 非組合員10,000円


ヒブワクチン(Hib)

細菌性髄膜炎を予防するワクチンです。麻疹風疹、三種混合、BCG、日本脳炎、肺炎球菌ワクチンと同様に「必ずやっておきたい定期接種」です。
細菌性髄膜炎は、決して珍しい病気ではなく、生命に関わる危険や後遺症などを考えるとワクチンで防いでおくのがよいと思います。
またHib感染症には高熱やオットセイが吠えるような咳(クループ)症状に似た急性喉頭蓋炎もあります。

接種時期により回数が変わります。

間隔 27〜56日(医師が認める場合は20日)
追加 初回終了後7月〜13月

開始が生後2月〜7月に至るまでの場合 初回3回 追加1回
開始が生後7月に至った日の翌日〜12月に至るまでの場合 初回2回 追加1回
開始が生後12月に至った日の翌日〜60月に至るまでの場合 1回


肺炎球菌ワクチン

乳児期より保育園など集団生活をするお子さんにとってヒブワクチン同様、とても大切なワクチンです。
ワクチンを接種すると肺炎、髄膜炎にかかりにくくなります。中耳炎も重症化しにくくなるようです。

肺炎球菌による菌血症はかなりの頻度でみられます。保育園に通っている経過の長い鼻水、咳のお子様が突然、高熱〜40℃でぐったりして病院に運ばれてきます。白血球や炎症反応が強く、髄膜炎と区別を要したり、中耳炎や肺炎を合併していることもよくあります。
なお副反応で発熱が多い印象があります。(37〜39℃まで 20%程度)
秋になり、かぜのお子さんが増えています。発熱しているとき、肺炎になっているんじゃないか、その心配をほぼなくしてくれる夢のワクチンです。乳児にインフルエンザワクチンを接種するなら、このワクチンもお忘れなく。

接種時期により回数が変わります。

間隔 初回 27日以上
    追加 初回接種の最終回から60日以上

開始が生後2月〜7月に至るまでの場合 初回3回 追加1回
開始が生後7月に至った日の翌日〜12月に至るまでの場合 初回2回 追加1回
開始が生後12月に至った日の翌日〜24月に至るまでの場合 2回
開始が生後24月に至った日の翌日〜60月に至るまでの場合 1回



麻疹、風疹、麻疹風疹混合ワクチン

麻疹風疹混合(MR)ワクチンは
1期 生後12〜24ヶ月未満
2期 5才〜7才未満で、小学校就学前の1年間
(〜3/31まで ご注意ください)

1期 生後12月から24月に至るまでの間にある者
2期 5才以上7才未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期の前日までの間にある者

 風疹が流行しているそうです。接種お忘れのお子さん、MRワクチンの任意接種は可能です。
組合員加入(安くなります)の上、接種されることをお勧めします。

中学、高校生の3,4期接種(移行措置)は終了しました。


インフルエンザ
インフルエンザワクチン2018年度は11/1から接種が始まります。
受付でご予約をお願いします。
当院のワクチンは1才未満は接種できません。

13才未満は2回接種になります。(13才にまたがる場合は2回)
なお接種料金は医療生協組合員補助があります。
 インフルエンザワクチンの後に他の予防接種を受ける場合は1週間以上開けてください。
 予防接種の接種間隔については看護師までお尋ねください。
乳児にインフルエンザワクチンを接種する方、ヒブワクチンや肺炎球菌はお済みですか?


日本脳炎ワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)
 日本脳炎を予防できるワクチンです。今回、定期接種のほか特例として、接種対象が大きく変わりました。
定期接種は1期(36-90ヶ月)、2期9−13才未満となります。
これまで期間を逃した、1度もワクチンを接種していないお子さんも特例として
(1,2期分併せて合計4回になるように)接種できます。
平成7年6月1日から、平成19年4月1日までに生まれた者が対象です。

小児科診療時間内であれば接種できます。

1期初回 生後6月から生後90月に至るまでの間にある者(3才以上) 2回 6日から28日まで(間隔)
1期追加 生後6月から生後90月に至るまでの間にある者 1回 1期初回終了後おおむね1年おく
2期 9才以上13才未満の者 1回



BCGワクチン
 BCGは結核の生ワクチンです。生後6ヶ月未満までに接種を行いましょう。
なお大分市民なら移行措置として、生後6ヶ月〜12月未満児もBCGを無料で接種できます。
ツベルクリン反応検査(有料)が必要になる場合もあります。


水痘ワクチン
平成26年10月1日より定期接種化されました。

対象 生後12月から生後36月に至までの間にある方
1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの方)を対象としています。
 2回の接種を行うこととなっており、1回目の接種は標準的には生後12月から生後15月までの間に行います。2回目の接種は、1回目の接種から3月以上経過してから行いますが、標準的には1回目接種後6月から12月まで経過した時期に行うこととなっています。
 また、平成26年度に限り(平成26101日から平成27331日まで)、生後36月に至った日の翌日から生後60月に至までの間にある方(3歳の誕生日当日から5歳の誕生日の前日までの方)も定期接種の対象とすることとしています。この場合、1回(この1回には、生後36月以前に接種したワクチンも含まれます。)水痘ワクチンを接種することとしております。
(厚労省HPより引用)

これまでに1回水痘ワクチンを接種していた、生後12月から生後36月に至までの間にある方はもう一度、定期接種として無料で1回接種できるということです。ただし、これまで1回水痘ワクチンを接種していた、生後36月に至った日の翌日から生後60月に至までの間にある方については無料、定期接種の対象にはなりません。



おたふくかぜワクチン

 水痘、おたふくかぜも生ワクチンです。ワクチンを接種することで高い予防効果を発揮します。副反応を少なくするためにも1才台、早めの接種をお勧めします。
MRワクチン同様、定期接種化、2回接種が望まれます。


子宮頸がんワクチン

平成25年6月の報道で「積極的な勧奨を一時的に差し控える」とされました。
予防接種があることはお話しますが、積極的には勧めていません、ということになります。
(6/15)
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 子宮頸がんワクチンは定期接種です。
6ヶ月間に3回接種します。
また子宮頸がんワクチンには、サーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)と2種類のワクチンがあります。公費助成を受けるには
3回とも同じ種類を接種する必要があります。
当院では平成24年度からガーダシルに変更しました。

小6〜高1相当の女子 (サーバリックス) 3回 初回接種→ 1月後→ 6月後
小6〜高1相当の女子 (ガーダシル) 3回 初回接種→ 2月後→ 6月後

 これまで当院で接種されたお子様は特に大きな副反応は出ていないと思われます。
接種の痛みにより失神、ふらつきが数例おられました。休んでいただいて軽快、帰宅されています。
 
子宮頸がんワクチンは原則予約となっております。3日前までにご予約をお願いします。


大分健生病院小児科
お問い合わせ・ご予約097-558-5140
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